2022.10.23 『エリート・フォース 米国×ロシア 対テロ連合特殊部隊』 2009 PUT
監督 ウラジミール・パシチニク
原作・脚本 アレクサンドル・チェルヴォネンコ
元のタイトルは『道』
そのせいかどうか、香港製カンフー・アクションみたいなプロローグ。国籍不明の展開になっていく。
軍隊内部の「裏切者」が東南アジアの島につくった麻薬王国を四人の特殊部隊が壊滅させる話。その本筋まで、いろいろと煮え切らないエピソードがごちゃ混ぜ。
特殊部隊の訓練もカンフー映画っぽい。ただし、四人の出身は、チェチェン、タタール、ウクライナに、主人公がロシア。
後半、「テロリスト退治」をアメリカとの共同作戦にする場面まであって、マイケル・マドセンが出てきたのは、ビックリ。SFだったのか。
コピーには「2大軍事超大国による最強タッグがついに実現!」なんて無責任なアオリが……。
それだけじゃない。
わざと捕虜になったヒーローが超能力を駆使して、敵の脳内に「侵入」して内通者の正体を知ってしまうなんて展開には、二度ビックリ……。SFのつづきってことか。
「それはないだろ?」の連発もロシア風なのか。軍事侵攻作戦は戦争にあらず、か。
2022-10-26