『リパブリックＺ』

2023.02.15　『リパブリックＺ』2018　監督：ステパン・ブルナシェフ ナデジダ・ユムシャノワ
　シベリアの森の奥の小屋に立てこもっていた２人は大量発生したゾンビに襲われ車で逃げ出す。旅の途中で射撃が得意な女性ドラたちと知り合い、彼らは世界を救うためワクチンを開発する科学者のいる街へ向かう！ーーGEO.onlineより
　
　シベリア・ゾンビ映画。味わいはロード・ムーヴィー。主要人物４人はアジア系。初期ゾンビものの素朴さに近い。シベリアン・ゾンビは半凍結状態で「生存」しているため、動作も鈍く、あまりコワくない。
　ラストの救いは、Ｈ・Ｇ・ウェルズ『宇宙戦争』あるいは、ミハイル・ブルガーコフ『運命の卵』と同じパターンである。
　ところどころズビャギンツェフ調に映しだされる廃墟が印象に残る。