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不思議の国御魯西亜奇譚集

『デイ・オブ・クライシス ヨーロッパが震撼した日』

2022.11.17 『デイ・オブ・クライシス ヨーロッパが震撼した日』 2021
OMERTA 6/12
フィンランド映画  監督:アク・ロウヒミエス
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 12月6日、ヘルシンキ。独立記念日の式典が開かれている大統領宮殿を、テロリストが襲撃した。EU合同警察捜査官のタナーは、現場へ急行。犯人グループは大統領をはじめ各国要人を人質に、戦争犯罪人の釈放と逃走用の飛行機を要求。熾烈な攻防戦の末、事態は最悪の展開となる。空港の銃撃戦で、フィンランド大統領が死亡。飛行機は国境を超え、ベラルーシに逃走する。事件の黒幕には、フィンランドのNATO加盟を阻止しようとするロシアがいた。タナーは連れ去られた人質を救出するため、ベラルーシに飛びテロリストの基地に単身潜入するが……。ーーFilmarksより
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 隣国フィンランドにおける対ロシア危機感を映しだす作品だ。フィンランド大統領を狙った作戦は、プランBの隠れ蓑でもあった。NATO要人への復讐だ。
 謀略の渦は、ロシアから発されるが、主戦場となるのは、中継点のベラルーシ(現在は、ロシアの軍事同盟国)。ヘルシンキ、バルト三国、ベラルーシ。あまりに近接した紛争地帯の地政に戦慄する。

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