2022.11.12 ウィリアム・デ・ヴィタル『コード・オブ・カイン』 2015
THE CODE OF CAIN
アメリカ・ベラルーシ・ロシア・ウクライナ合作
《世界を救う美しき女エージェント、その名はサラ。 新たなアクション・ヒロイン誕生! !》
つづいてーー
《世界的に有名なジャーナリストのサラ・オグデンの本当の姿は、秘密結社「アベルス修道会」のエージェント。
古代から世界に大量殺人、革命、騒乱などをもたらすと言われている”カイン”たちを追い今日も世界を飛び回っている。
メキシコでの任務を終えたサラは何者かに襲撃されるが、間一髪難を逃れロスに帰還したものの、誰かに監視されていることに気付く。》
といったような商品説明であるが……。
あまりにも内容と落差がありすぎるのは困ったものだ。
どちらがカインで、どちらがアベルか。途中でどうでも良くなってくる……。
ロシアが「傘下におさめる兄弟国」にアメリカ資本が参入して、わけのわからない挿話をごちゃごちゃ満載した謀略サスペンス。宣伝コピーは「このようにつくられていたら……」の願望をならべたのだろう。
最後にエリック・ロバーツのボスがつぶやく台詞はなんなんだ。「世界は混乱を求めている?」って。プーチンの代弁か。
2022-11-14