『プリズナー・オブ・パワー　囚われの惑星』

2022.09.17　『プリズナー・オブ・パワー　囚われの惑星』 2008　OBITAEMYY OSTROV
監督フョードル・ボンダルチュク
　
　タルコフスキー監督「ストーカー」の原作者としても知られるストルガツキー兄弟の『収容所惑星』（1972）を映画化し、本国ロシアで大ヒットしたＳＦアクション。ロシア国内では２部作として公開されたが、日本公開にあたっては２本を１本に編集した＜インターナショナル版＞での上映となった。地球人が他の惑星を支配し、宇宙旅行が当たり前となった2157年。宇宙探査中の青年マクシムは乗っていた宇宙船が隕石と衝突し、謎の惑星に不時着する。彼はそこで、現地の親衛隊に捕まり、ガイ・ガール伍長によって首都へと移送される。やがてここが軍事独裁政権“匿名の父たち”が支配する惑星“サラクシ”と知るマクシムだったが…。　〈allcinema〉onlineより
　
　短縮版のせいであろう、見せ場の連続ばかり。話のつながりがよくわからん。『DUNE/デューン 砂の惑星』なんかと同じスペース・オペラにみえてしまう。『砂の惑星』みたいに、エンドマークのかわりに「続篇を期待せよ」の終わり方のほうが良かった。二時間の映画にまとめるのは、なんともかんとも……。